テスラ辞書
ヒートポンプ
2022.02.28
ヒートポンプとは、空調システムが利用する方式の1つで、効率がとてもよい。テスラでは2020年後半のモデル3, モデルYまたリフレッシュされたモデルS, モデルXにも装備された。
ヒートポンプ式のエアコン(空調)は、車両外部の空気中から熱をかき集めて、大きな熱エネルギーとして利用する技術のことである。
身の回りにある家庭用エアコンや冷蔵庫、洗濯機、最近ではエコキュートなどにも利用されている省エネ技術であり、従来の車両エアコンと比べると数倍の省エネ効果がある。
簡単に説明すると、厳冬期の暖房を例にとると、外気が-10度だった場合でも熱を運ぶ冷媒ガスはさらに温度が低く、ポンプで圧縮することで、数倍の熱量を得ることが出来て、
暖かい空気を車内に送ることが出来る。
熱交換を行うので、夏場ではもちろん冷房として機能し、涼しい空気を車内に送ることも出来る。
今のところ、BEV車にとって画期的な空調システムとなっている。ちなみに、ICE車の場合はエンジンの排熱を暖房に使うためこの技術は利用していない。