テスラのFSDを体感!TOCJツアー in アメリカ・テキサス
2025.03.06
皆さんこんにちは。TOCJ(Tesla Owners Club Japan)のブログ記事新企画「テスラオーナーズファイル」を担当する、Mina(ブログ「ポルシェがわが家にやってきた」管理人)です。
テスラオーナー新参者の私が、先輩テスラオーナーの皆さんにインタビューし「どのようにテスラライフを楽しんでいるのか」「テスラに隠された魅力とは何か」といった内容をお届けしているこの企画。
今回はTOCJ理事の池田 篤史さんとYouTubeチャンネル「EVsmart」を通じてその魅力を発信し続けているテスカスさんのお二人に、今年行われたアメリカ・テキサスでのTOCJツアーについてインタビュー。
TOCJツアーの内容、FSD(Full Self-Driving)の体験談などについて、対談形式で詳しくお伺いしました。
池田さん「TOCJは、私が通訳という仕事柄、海外のテスラオーナーとつながりがあり、彼らから『日本でもオーナーズクラブを作ったらどう?』と提案されたのがきっかけで2018年に発足したコミュニティ。日本における唯一のテスラ公認オーナーズクラブとなっています。
TOCJ発足後、海外のオーナーズクラブの方から、『日本ではあまり知られていないかもしれないけれど、世界中のテスラオーナー全員、年1回アメリカ・フリーモントの工場を見学する権利があるんだよ』という話を聞いたんです。
そこでフリーモントの工場を訪れるツアーを企画し、TOCJから参加メンバーを募集。2018年に初めてフリーモント工場を訪れました。その後、2019年に第2回ツアーを開催したものの、2020年からはコロナで中止。昨年から再開してギガファクトリーベルリン、今年はギガテキサスを訪れました。」
テスカスさん「私は昨年、初めてツアーに参加しました。2019年もツアー参加者を募集していることを知ってはいたのですが、当時はまだテスラの納車前だったのと、アメリカに行くのが少し不安だったので応募しませんでした。しかし、ツアーに参加した方々から『価値観が変わるようなツアーだった』と聞き、次の機会があれば絶対に行こうと決めていました。」
池田さん「毎回、日本では体験できないコンテンツを盛り込んだツアーを開催していますが、今回のテキサスツアーは『イーロン・マスク尽くし』でしたね。メインはテスラの工場・ギガテキサスの見学でしたが、それだけではなく、イーロン・マスクが関わるさまざまな企業の施設を訪れました。
ギガテキサスの周辺には、トンネル掘削業のボーリング・カンパニーの施設、衛星通信サービス業のスターリンクの工場、Xの新本社など、イーロンの手掛ける事業の施設や工場が集まっているんです。」
テスカスさん「イーロン関連のさまざまな施設を訪れましたが、私はメキシコ国境近くのスペースXの拠点を見学したのが特に印象に残っています。今まで日本から動画や写真で見ていたスターシップが目の前にあり、発射台の近くまで行くことができて、本当に貴重な体験でしたね。」
池田さん「今回はFSD(Full Self-Driving)を体験するために、『TURO』というカーシェアサービスを利用して、FSD付きのサイバートラック・モデルY・モデル3の3台をレンタルしました。」
テスカスさん「FSD付きのテスラを借りる際、『本当にFSDが有効になっているか』を事前に確認するのに苦労しましたね。レンタル対象となるクルマの概要欄に、FSD付きだと明記されているテスラがすごく少なかったですし、せっかくFSDの機能が付いていても、ドライバーがよそ見をして制限がかけられ、機能が使えなくなっている場合もあるんです。オーナーに直接問い合わせて、本当にFSDが機能するのか確認する必要がありました。」
池田さん「レンタル費用について、特にサイバートラックは現地でも希少な車種なので、それなりに金額は張りましたが、ツアーの参加者10人で割ったので、1人あたりの金額はそこまで高額にはなりませんでした。この点も、個人ではなくツアーでテスラを体感できる良い点ですね。日本では実施不可能な貴重な体験ができたので、金額以上の価値がありました。」
池田さん「それはもう、人間以上の運転能力でしたね!」
テスカスさん「Youtube上でFSDの走行の様子は何度も見たことがありましたが、想像以上の運転能力に本当に驚きました。そのすごさは、実際に体験していただかないと、私の言葉ではうまく伝えきれないほどです。加減速もとても滑らかで、まるで上手なハイヤーの運転のような感覚でした。
特に印象的だったのは、アメリカの交通ルールをほぼ完璧に理解していること。私はアメリカの交通ルールに詳しくないのですが、FSDが正確にルールを守り、適切な車線を選び、右折や左折もスムーズに行うので、自分で運転するよりも安心できました(笑)。複雑な道路構造の場所でも、迷うことなく目的地へ向かってくれるのが驚きでしたね。」
池田さん「右左折や車線変更などの際、『自分なら今ハンドルを切るだろう』と思った時には、すでにFSDが指示を出していることに驚きました。そういった人間の運転感覚と全くズレがないので、『これならFSDに運転を任せられる』と思いましたね。
過去にもFSD付きのテスラに乗ったことがあり、その時はハンドルの操作が少しガクガクとしていたのですが、今回はまるで人間がハンドルを操作しているかのようにスムーズな動きに進化していました。」
テスカスさん「人間とコミュニケーションをとり、よりシチュエーションに応じた動作を行うようになると良いですね。たとえば、施設の駐車場ではなく車寄せに停車する、目的地周辺で一番料金の安い駐車場を選択するなど、ケースバイケースで最適な駐車を行ってくれるなどすると、より一段と進んだ乗り物になるでしょう。」
池田さん「FSDの運転では、ドライバーが操作をほとんどすることはないとはいえども、運転席のドライバーだけはずっと前を向いていなければならないんです。他の同乗者はみんな顔を合わせて話したり、写真を撮ったりとわいわい盛り上がっているのに、ドライバーだけはずっと正面を見続けなければならない。ちょっとした罰ゲームみたいでした(笑)。法律や安全走行の理由から、現状仕方ないことですけれどね。」
池田さん「FSD以前の問題として、日本は住宅が密集していて、ガソリン車の排ガスや騒音が問題になりやすいことから、EVの普及は避けられない。そういった観点から、テスラはこれから日本でもっと普及していくのではないでしょうか。」
テスカスさん「FSDに関しては、日本ではテスラの台数がまだ少なく、走行データの蓄積が不十分なのが課題。そして、その台数の少なさから、日本はアメリカ、中国、ヨーロッパと比べて、テスラ社としてもFSD解禁への優先順位が高くないのが現状でしょう。
アメリカのYoutubeで90歳の高齢の方がFSDを体験している動画があり、それを見た時『FSDがあれば、高齢者の方でも自由に遠出ができるのか』と気づかされました。高齢者の多い日本こそ、早くFSDが実現してほしいですね。」
池田さん「TOCJでは、これからもテスラの工場見学、そして日本では体験できないコンテンツを盛り込んだツアーを企画していきます。
これまでにツアーに参加された方の中には、『人生が変わるくらいの衝撃を受けた』とおっしゃる方もいるほど、テスラの進んだ最新技術を間近で見れるチャンスがあります。今年は上海でのツアーも行いたいと考えているので、興味のある方はぜひご自身の目でそれを確かめにいらしてください!」
世界のテスラの工場の見学、そしてテスラにまつわる貴重な体験ができるTOCJのツアー。
その一歩先を行く世界を、あなたもぜひ体感しませんか?
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校正・編集
平澤 歩
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