走行距離40万キロ超えでも現役!スポーツカー乗りを虜にした電気自動車「テスラ モデルS」
2025.05.12
皆さんこんにちは。TOCJのブログ記事企画「テスラオーナーズファイル」を担当する、Mina(ブログ「ポルシェがわが家にやってきた」管理人)です。
第12回目のゲストは、7年間で40万km以上を走破したテスラオーナーの八幡さんです。
「電気自動車なんて、すぐバッテリーがダメになるんじゃないか」そんな声が少なくない中、驚異の走行距離を記録し続けるテスラを愛用する八幡さん。生粋のスポーツカー好きで、かつてはS2000やポルシェなどを乗り継いできた八幡さんが、なぜ電気自動車に魅了されたのか。バッテリー耐久性からテスラならではの魅力まで、熱く語っていただきました。
「最初にテスラを見たのは南青山でした。青山通り沿いにテスラの店舗を見つけて、試乗できると聞いて『ちょっと行ってみようか』と思いました。そしたらもう、あの加速感に瞬時に魅了されたんです」
八幡さんが試乗したテスラは、0-100km/hが3秒を切る圧倒的な加速力の持ち主。これまで数々のスポーツカーに乗ってきた八幡さんにとっても、その体験は衝撃的なものでした。
「ガソリン車も色々乗ってきましたけど、あの瞬発力は正直、異次元。ジェットコースターに近い感覚というか、思わず笑っちゃうくらい速いんです。それで『これは手放せない』と思って、すぐに当時持っていたクルマを売りました(笑)。
スポーツカー好きなら分かると思うんですが、低速からトルクがガツンと来るのはたまらないんですよ。エンジン音こそしないものの、テスラならではの無音ジェットにハマった感じですね」
電気自動車の最大の不安要素といえば、バッテリー寿命。しかし八幡さんのテスラは、驚くべき耐久性を見せています。
「実は私、月に6000〜7000kmは走るんですよ。年間7万とか8万kmの時もざらで、それを7年くらい続けていたら40万kmなんてあっという間。
さすがに『バッテリーの調子が悪いかも?』と感じた時があって、テスラのサービスセンターに行ったんですよ。そしたら点検結果は『問題なし』。最初は信じられなくて、『いやいや、何か替えるべき部品があるんじゃないんですか?』って聞き返したら、『特にバッテリーの劣化は見当たらないですね』なんて言われてしまって(笑)」
テスラの核心部分は驚くほど丈夫だといいます。
「テスラは8年距離無制限のモーター・バッテリー保証があって、『まぁ10万km、20万km乗ったら一回くらいは変えようかな』くらいに思ってたんですよ。ところが実際にフタを開けてみると、40万kmに達してもなお、十分走れる状態なんです。私の場合、パナソニック製のセルを積んだモデルS 100Dなんですが、これがタフなんですよね」
日常的に長距離を走る八幡さんのスタイルが、かえってバッテリーにとっても好影響なのかもしれないと語ります。
「もっとも私はほぼ毎日数百キロ単位で走るので、逆にバッテリーにとっても健康的なのかもしれませんね。あとやっぱり、テスラは回生ブレーキがすごいじゃないですか? アクセルを離せばそこそこ減速するので、フットブレーキを踏む場面が極端に少ない。ブレーキパッドはほとんど減りません。その代わりタイヤ代はよくかかりますけどね(笑)。
私はアグレッシブに走るから、前輪が特に先に減る。でもガソリン代のことを考えたら、トータルで維持費はガソリン車よりかなり安いと思いますね」
長距離ドライバーの八幡さんにとって、テスラの安全技術も大きな魅力だといいます。
「私は元から走り好きだったんですけど、長時間運転するとどうしても眠気が襲ってくることがあって。そんなときオートパイロットの車線維持機能が本当に助かります。危険な状態になる前にサポートしてくれるこの機能のおかげで、安全に運転を続けられることが何度もありました。正直、命を救われているかもしれないと思うことさえあります」
かつては「全部自分で操る」ことにこだわっていた八幡さんも、テスラとの出会いで価値観が変わったといいます。
「もちろん過信は禁物です。が、自分の弱いところを機械がカバーしてくれるのは有り難い。スポーツカー好きが言うのも何ですが、『全部自分で操りたい』と思っていた頃とは変わりましたね。クルマはやっぱり安全あってこそなんで、テスラのおかげで長距離移動も苦じゃなくなりました」
八幡さんがテスラの魅力として挙げるのは、常にアップデートされる点も大きいといいます。
「テスラって、ちょっとクセがあるんですよ。ドアがスムーズに開かなくなったり、ソフトウェアの仕様が突然変わったりすることもある。でも、それ以上に面白いのが「クルマがアップデートで進化する」という考え方。新しい車を買わなくても、ソフトが更新されれば新しい機能が使える。昔の車でも、まだまだ現役で楽しめるってすごいと思いませんか?
私は『車ってこうあるべき』という考えが変わりました。むしろ、もっと早くこういうクルマに出会いたかったなとさえ思ってます」
ちなみに知人から「世界に一台しかない特別仕様のモデルX」を譲り受け、今はその車にも乗っています。
40万kmの走行経験を持つ八幡さんは、テスラや電気自動車の未来についてこう語ります。
「やっぱり楽しみなのは完全自動運転ですね。いまはレベル2とか2.5くらいの段階で、高速ならほぼ任せられる。でも日本の道路事情だと、まだまだ100%おまかせってわけにはいかないじゃないですか。ただ、もし本当にレベル5が実現したら、移動時間は『運転しなくちゃいけない時間』じゃなくて、『自由な時間』に変わりますよね」
そして、電気自動車に対する誤解をぜひ解いてほしいと熱く語ります。
「そうなれば私が昔みたいにスピードを出したい時はサーキットで楽しめばいい。そして日常の移動はテスラにお任せ。
スポーツカー好きって『自分で走らせてナンボ』と思いがちですけど、実際テスラに乗ってみると、車ってこういう進化もあるんだなと素直に感動します。それと、まだ『電気自動車はバッテリーがすぐ劣化する』って思ってる方も多いと思うんですが、少なくとも私は40万km乗っても全然平気。騙されたと思って一度試乗してみてほしいですね。
あとは乗り心地の魅力も伝えたいです。ゼロ発進の静かだけど強烈な加速は、一度体験すると病みつきになりますよ。しかも燃費ならぬ電費がいいから、ランクルや大型SUVに乗っていた頃と比べたらガソリン代が要らない。実用面でもおすすめですよ」
バッテリーはすぐダメになる。そんなイメージを、八幡さんの40万kmが軽やかに覆してみせました。
電気で走るからこそ、軽くて、静かで、力強い。そして長く走れる。それが、次のクルマの“ふつう”になる日も、そう遠くはないのかもしれません。
八幡さん、お忙しい中、素晴らしいお話をありがとうございました。
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校正・編集
栗田 加奈子
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