補助金と試乗が決め手に|転職先の院長がきっかけでテスラを買いました
2025.07.14
皆さんこんにちは。TOCJのブログ記事企画「テスラオーナーズファイル」を担当しております、高野美菜子(こうのみなこ)です。
電気自動車(EV)への関心は年々高まっているとはいえ、実際に購入に踏み切る方はまだまだ少数派。特に、首都圏に住む若い女性の場合、「そもそも車って必要?」という考えの方も少なくないかもしれません。
今回お話を伺った中澤美咲さんは、2021年にテスラを購入し、以来3年間、愛車として乗り続けている女性オーナーさん。
購入のきっかけは、なんと職場の院長先生が所有するテスラに実際に試乗させてもらったことだったといいます。
ディーラーでは味わえない、日常使いに近いリアルな試乗が、どのように購入の決め手となったのか——。
そして、実際にテスラと暮らした3年間で見えてきたこととは?
中澤さんのリアルな声をお届けします。
転職と車の購入が同じタイミングで重なった2021年。何年も前から、なんとなく「将来的にテスラに乗りたい」と思っていた私にとって、それは人生を変える出会いの始まりでした。
当時、新しい職場への転職を控えた私は、車の購入を検討していました。他の車種も試乗してみたものの、ずっと心の奥で気になっていたのがテスラでした。そんな時、転職先の高原先生がテスラのオーナーだということを思い出したのです。
「そういえば新しい職場の高原先生はテスラを持っているし、自分もテスラが欲しいって思ってたよな」
もともと先生とは面識があり、面接などでも何度かお話しする中で「テスラを買いたいと思うが迷っている」と相談したところ、高原先生から思いがけない提案をいただきました。
「テスラストアでの試乗でもいいけど…よかったら僕のテスラに乗ってみる?」
普通の試乗は、30分程度近場をぐるっと回って終わりだと思います。それだとテスラの本当の良さが分からないかもしれないからと、時間を作って試乗させてくださることになったのです。
先生が所有されていたのは、テスラの上位モデルであるModel S。以前、その助手席に同乗させてもらい、0-100km/h加速を体験したことがありますが、実際に試乗させてもらったのは、購入を検討しているグレードに近いModel 3のロングレンジ(LR)でした。
試乗コースは、東名高速から大黒ふ頭までを走り、そこから湘南方面へと下道をぐるっと回るルート。
もともと車が好きだった私ですが、テスラはこれまで乗ってきた車とはまったく感覚が違いました。アクセルの踏み方ひとつとっても、その加速の速さと力強さには驚きました。
また、オートパイロット機能も体験でき、見た目や内装もスタイリッシュで、とにかくかっこいい。
全てが新鮮でした。
でも何より貴重だったのは、ディーラーの人が教えてくれる乗り方とは違う「本当のユーザーの使い方」を教えてもらえたことです。
「こういう時はこの機能を使うと便利だよ」「ここはこんなふうに気をつけた方がいいよ」
そんなリアルな話を聞けたおかげで、「自分が所有したら、こんな風に使いたいなぁ」ということが具体的に想像できたのです。
この試乗の経験が、購入への大きな後押しになったのは間違いありません。
当時検討していた他の車と比べて、モデル3は約200万円高いクルマでした。ですが、補助金制度が最終的な大きな決め手となりました。
東京都在住だった私は、国の補助金80万円プラス東京都の補助金25万円、合わせて約110万円の補助を受けることができたんです。(※2021年当時)「だったらちょっと頑張れば買えるかな」と思えるレベルまで、他社との価格差が縮まったのは大きかったですね。
また、当時ガソリン価格が全国的に170円まで上昇していた時期だったこともあり、電気代の安さも魅力的でした。「ガソリン代と比べると電気代はそんなにかからない」という運用面でのメリットも大きな要因でした。
大きな買い物だけに「失敗するかな」という不安はありましたが、購入してからの後悔は全くありません。
まず何より驚いたのが、エンジンをかける必要がないことです。携帯を持っていれば自動でロックが解除され、乗ってペダルを踏めば、すぐ出発できます。「ロスタイムが全くない」のが最高で、従来の車の「エンジンをかける工程」の意味がわからなくなってしまったほど(笑)
スマホアプリとの連動も便利で、車内温度や空気圧などすべて携帯で管理できますし、空気圧でアラートが出る機能も、実家の車にはなかったもので驚きました。ナビ設定も音声でできるため、他社のナビのように「時間をかけて探している割に全然目的地を設定できない」といったストレスもありません。
また、「スマホからナビ設定を送信できる」ので、入力の手間が省けるのもいいですね。
防犯面でも安心で、モニターに周囲の人や車が映るため状況把握ができます。また、降りたら自動でロックしてくれるので鍵のかけ忘れもありません。
家に充電器がない賃貸住まいでも、スーパーチャージャー(テスラ社が設置している電気自動車用の急速充電設備のこと)やショッピングモールの充電器で十分対応できています。「想像していたような不便さは感じない」というのが正直な感想ですね。
都内や自分が行きたいところには結構な数の充電スポットがあり、周辺でも充電設備が充実し始めているので、むしろ「ついで」に充電できるのが便利です。
また、充電をきっかけに行動範囲が大きく広がりました。
今では「充電がてら夜にドライブに行く」ことが楽しみになり、友達にも「ちょっとどこかに行きたいから、充電がてらお台場行かない?」と誘ったりもするようになりました(笑)都内のスターバックスや有明の商業施設など、これまで行かなかった場所にも足を向けるようになり、「こんなところに充電器があるの?」という新しい発見も楽しんでいます。
今ではテスラが自分に馴染みすぎて、他のガソリンエンジン車に乗ることがストレスになることも…。
レンタカーに乗ってアクセルを踏んでも物足りなさを感じますし、踏んでも加速しないことに、不安を感じてしまうこともあります。特に高速道路の合流が怖く感じますね。
思った通りに加速してくれないから思ったところに入れなかったり、「向こうにもブレーキを踏ませてしまって申し訳ないなぁ」と感じてしまうこともあります。ガソリン車では特に初動で思うような運転ができないのがちょっとストレスですね。
また、テスラのモニター(周囲のクルマや人が常に表示されている)やオートパイロットに慣れていると、それらが無いクルマに乗った時に心もとなく感じてしまったり…。
「なんで他の車もテスラみたいにできないんだろう」「なんで乗った瞬間にさくっと出発できないんだろう」と思ってしまいます。それほど、この数年でテスラの性能と利便性に慣れてしまいました。
友人からは「充電が大変でしょ?」とよく聞かれますが、そんなことはなく、むしろ楽しいですね。
「女性でそんなに若くして車を所有するなんて…しかもこの首都圏に住んでいて絶対必要ないじゃん!」という疑問を持たれることもありますが、「むしろ楽しいし、QOLは絶対に上がる!」と感じています。
とはいえ、この感覚がなかなか周囲には伝わらず、友人はまだ買ってくれません(笑)
ガソリンは「入れに行くためだけに、そこ行かないといけない」けれど、充電は「全部ついでにできる」ことの便利さを、もっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。
「テスラは当分は売らないし、買い替えるとしても、もう一回テスラを買う」
これが3年間テスラに乗り続けた私の正直な感想です。高原先生に本格的な試乗を経験させていただかなければ、きっとこの決断はできなかっただろうなと思います。
ディーラーでの短時間の試乗では分からない、リアルなユーザー視点を教えてもらえたこと。一般的な試乗ではなく、様々な道を走り本当の魅力を体感させてもらえたこと。そして何より、一人のテスラオーナーとしての先生の熱意が、私の背中を押してくれたと思っています。
電気自動車の購入を検討している方がいれば、ぜひ実際のオーナーの声を聞いてみることをお勧めします。きっと新しい世界が見えてくるはず。
現在は電気自動車がもっと普及してほしいと思う一方で、「あんまり普及しすぎて充電スポットが混みだしたら嫌だなぁ」という複雑な気持ちもあります(笑)
でも、テスラに乗り換えたのは、単なる「車の購入」だけではなく、それ以上に「ライフスタイルの変化」と言えるほど大きな出来事で、一人でも多くの方にこの経験を味わって頂けると嬉しいなと思っています。
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テスラは全国のテスラショップにて、お気軽に試乗が可能です。
電気自動車ならではの滑らかな走りや加速性能、最先端のテクノロジーをぜひご体感ください。
*現在は以下のエリアでの試乗が可能です
宮城・群馬・茨城・千葉・東京・埼玉・神奈川・静岡・愛知・大阪・兵庫・広島・福岡
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